カテゴリー別アーカイブ: トピック

UDトーク for Windowsのver.2.4.3をリリース

UDトーク for Windowsをバージョンアップしました。今回からインストーラーが変わっていますので、インストールされる方は手順を確認して新しいバージョンに更新をしてください。

1.ver.2.4.3をインストールする前に以前のものを手動でアンインストールしてください。

2.ダウンロードページのリンクをクリックしてインストーラーを起動してください。サイズが小さくなっています。

3.そのまま自動的に起動されます。ネットワークを使用しますので許諾のダイアログボックスで許可をしてください。

4.今回別のアプリとしてインストールされるのでユーザーIDが変更されます。
新しい開発環境に移行したためどうしてもこの処理が必要となります。幸いver.2.3.9には大きな不具合はありませんので、お時間あるときにアップデートしてください。

ver.2.4.3の変更点です。
・「発言を許可」でトークに参加したときのみ現在接続されている端末がリストで表示されるように変更しました。Mac版はすでにそうなっていたのと、編集を許可および閲覧のみでは全員「匿名ユーザー」として動作することになります。

・同時編集の際、同じ発話の編集とつかみに行くと極稀に編集できてしまうことがあった。

・各所の処理を軽減させ、パフォーマンスの向上を図りました。
よろしくお願いします。

https://udtalk.jp/download/

【トピック】議会を字幕付きで閲覧しよう!

この時期は地方議会の定例会が行われていると思います。UDトークを傍聴席に導入している議会事務局も多くなってきました。

そして多くの議会がいまネットによる生中継を行っています。そしてそれをiPadで見ながらUDトークを同時に立ち上げると結構いい感じで文字化してくれます。もちろんパソコンとiPhoneでもOKです。音声も十分音声認識できるクオリティです。

編集する人がいたら十分追いつく程度の誤認識かと思います。もうこここで議事録も作れてしまうかもしれませんね。

それに一般質問は質問も答弁も読み上げが基本なので認識も良いです。

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ここからは開発者で東京都練馬区民の「目線」で書きます。

UDトークの開発会社は東京都練馬区にあり、開発者も練馬区民でICTで課題解決をするシビックテック団体として活動しています。

一般質問に

「練馬区地域福祉・福祉のまちづくり総合計画改定について」
「区の情報化施策について」
「障がい者の就労について」

など、見てみるとちょっと興味がある内容があったので前半は練馬区議会に傍聴に。議会の傍聴というのははじめてだったのでいい経験をしました。やっぱり傍聴には字幕があるといいなぁと思いつつ後半は会社に戻って動画配信とUDトークで閲覧。


すると、一般質問の中にUDトークの活用や10月に練馬区役所の職員さん対象に行なったUDトークの講習会、そしてシビックテック団体との協働などを一般質問で言っていただき、それについて区からの答弁も!ちょっとびっくりしましたがとても嬉しかったです。

※動画はFacebookページのコメントに掲載してあります。

【トピック】議会を字幕付きで閲覧しよう!この時期は地方議会の定例会が行われていると思います。UDトークを傍聴席に導入している議会事務局も多くなってきました。そして多くの議会がいまネットによる生中継を行っています。そしてそれをiPad…

UDトークさんの投稿 2019年12月3日火曜日

UDトークと開発会社を地域事業者としてとても気にかけてくれてることがうれしいですね。これからも地域事業者として区と連携していきたいと思います。

※写真及び動画は練馬区議会開催中の動画から引用させていただきました。

【トピック】認識結果は編集しよう!

音声認識の結果は完璧ではありません。そもそも何が完璧なのか、その定義も難しいです。話者が「いい間違えた」場合、認識結果は
 
・間違えたまま出す?
・間違いを正して出す?
 
前者は音声認識としては正しいですが、見た人は間違っていると言うでしょう(こういう人は減ってきましたがまだまだいます)。後者はある意味では改ざん担ってしまうので望まない結果でもあります。
 
UDトークはこういうとき「認識結果を修正する」機能があります。知っているよ、という方は多いのですがこれ以外と知られてないケースもあり。
 
修正方法は簡単です。項目をタップするだけです。その発話が編集できます。自分の発話の編集はもちろん、トークの公開で接続されてる相手の発話も編集できます。
 
またWindowsとMacではPCで編集できるツールもダウンロードできるようになってます。
 
単語登録では補えなかったところは積極的にみんなで編集しましょう。
 
よく「編集は難しい」と言う方もいらっしゃいますが、同じくらい「誰でもできる」のでそのへんの人やみんなにやってもらうって人もいます。
 
UDトークが協賛として関わる多くのイベントもコンセプトは「みんなで創る字幕」と言うコンセプトで数百人の参加者全員で編集していくようにしています。その結果、適した字幕も表示され記録も残せます。(※このときはQRコードを編集許可で配布します)
 
よく運用ケースでも「まだ誤認識が多い」とコメントしているところは編集をしていないところが多いです。編集作業があたりまえになると誤認識があるないはさほど問題ではないのです。見つけたらささっと手持ちのスマホで修正をしましょう。これは大きなシンポジウムでも飲み会で使っても使い方は同じです。
 
ちなみに、AIテクノロジーの観点から言うと多くの(例えばタイピングのような)単純作業は機械に変わっていきますが、認識結果の編集はいまは「人間にしかできない仕事」でありおそらくこの先もしばらくはそうでしょう。なので「ありがたくやりましょう」とUDトークのセミナーでは皮肉まじりの冗談で紹介をしております(笑)。でもこれはホントです。「配慮する」ということはまだまだAI技術では苦手とするところなので。
 
AIがほとんど作業をしてあと少しを人間が行う、と言う理想的なモデルがUDトークで出来上がってます。
 
ぜひみなさん(特に法人利用されてるかたは)、運用を一度見直してみてください。これは聴覚障害者支援のアプリではなく議事録・記録作成や会議の可視化アプリとして見ると運用のモチベーションも変わってくると思います。

「話すこと・聞くこと」の授業パーフェクトガイド

「話すこと・聞くこと」の授業パーフェクトガイド 編著:長谷浩也(はせひろなり)

教育関係者必読の本が出版されました。実は去年からこちらの本の執筆でUDトークのアカウントを提供させていただいてまして、この度めでたく出版の運びとなりました。

Amazonはこちら
https://www.amazon.co.jp/dp/4182887158

この本のチャプター3:合意形成能力を育む!「話し合い」指導のアイデア、でUDトークを4ページに渡って取り上げていただいています。話し合いを振り返るときに黒板に全部書くのは大変。授業の時間も限られています。そこでUDトークを使って会話を可視化。しかもUDトークの学年別に漢字の表記を切替えれることで小学校の教育に最適です。著者の長谷さんも「音声認識アプリでこの機能があるのはUDトークしかない」と絶賛していただきました。

いま「字幕」は「聴こえない子達への福祉のサポート手段」から「一歩進んだ教育ツール」として大きく扱いが変わってきています。UDトークの問い合わせにも視覚優位で耳よりも目で見たほうが把握しやすいお子さんへの学習補助などで使いたいというのが増えてきています。

教育機関でのご利用は無料アプリではなく「教育機関向けプラン」を導入していただくように利用規約で決まっていますが、先生たちで実際にこの本を読んでお試しいただくくらいならOKですので、ぜひ取り組んでみてください。

自治体や教育委員会でプレミアムプランを導入して管轄校全部で使えるようにするのがオススメです(笑)

教育関係はこうした本が出ると大きくスタンダードが変わっていくと思っています。これからが楽しみです!

GoogleとAmiVoice、音声認識の特徴

現在コンパクトプランと法人向けプランでは日本語の音声認識エンジンをAmiVoiceとGoogleで選択してご利用いただけるようになっております。どの認識エンジンも精度が上がってきました。そうなるとどういった基準で使い分ければいいのか?ということろが課題となってきます。

そんな使用の際の基準を考えてみました。

AmiVoice Google
単語登録
句読点挿入
「えーと」などのカット
読みの表示
発音のカバー率
雑音環境
編集のしやすさ

単語登録、句読点挿入、「えーと」などのカット

このあたりは講演などのリアルタイム字幕を作成するときには必須の機能となりますので、まずきちんと音を取れる環境ではAmiVoiceを選択したほうが良いでしょう。Googleを選択する理由はないと思います。

読みの表示

実は読みの表示は音声認識エンジンの機能です。AmiVoiceの場合は認識結果に読みが含まれているのでそのとおりに表示することができます。Googleの場合は音声認識の結果にあとから読みを機会的につけているため喋っていない読みがでることがあります。

発音のカバー率

Googleは実はそれほど喋った内容をそのまま出す処理を行っておりません。入ってきた音声に対して一番近い文章を出す方を優先しています。それとは反対にAmiVoiceは入ってきた音声に対してどういう結果があるかを優先します。その結果、Googleの場合は入力された音声が曖昧でもそれなりに正しいものを(多少喋ってないことが付加されたようになったり)出してきます。さらに雑音とみなすとまったく結果が出ないこともあります。

入力音声に対する結果を優先<出力する文章の正しさを優先

ということになります。ですので、UDトークの使用環境で言うと難聴者の方の発話や、まだ日本語を文法的にきちんと話せない外国人の発話に強いことになります。事実、この機能を提供したあとに、企業で働く難聴者の方がGoogleに切り替えたことにより「いままでリスピーク(復唱)をしてもらっていたのが、会議で自分で発言ができるようになった」と報告を受けています。

雑音環境

これは上記のカバー率によってくるのですが、雑音環境でも同じことが言えます。AmiVoiceは「きちんと入力された音声」に対しての精度を上げるためにチューニングをしています。逆にGoogleはもともと検索エンジンへの入力で使われる音声認識なのでとにかく雑音に強い側面があります。居酒屋やパーティーなどで筆談や通訳との併用で活用するには良いと思います。

編集のしやすさ

これはUDトークの機能になりますが、UDトークは喋り終わる前でも小刻みに認識結果が確定したところから編集ができますが、Googleは話し終わるまで編集することができません。短い発話を繰り替えすような会話環境なら良いですが、やはり講演などではAmiVoiceで運用するのがいいと思います。

まとめ

こうやって列挙すると講演等でしっかりと環境を整えて運用をするケースではGoogleを使う理由はあまりないですが、喋る人が自分で選ぶ(特に難聴者の方が使うとき)とすごく活用の幅が広がるのではないかと思います。

こちらはAmiVoiceでの結果になります。「、」が入っているのとAmiVoice、Google、UDトークにきちんと読みがなが入っています。単語登録がされている結果でもあります。スマホに向かってきちんと話したので一回でこの結果を出すことができました。

こちら、Googleでの結果になります。文末の「。」はUDトークの方で挿入しているものですので、音声認識自体では句読点は出されていません。当然amivoiceやgoogleなどには読みは振られていません。「短い髪は」は「みじかいはつわ」の誤認識ですが、読める文章に近づけているのがわかります。ちなみに「は」とか「が」も言い忘れたところに挿入されたりしています。もっとシビアな環境で試してみたいですね。

こちら、一般の方にはコンパクトプランと言う形式で提供しておりますが、有料のアドオンとなります。もし難聴者の方でまず試したい方がいましたらSmilingual(スマイリンガル)をインストールしてみてください。こちらもGoogleで実装してますので、自分の声の認識が認識しやすいかどうかを試してアドオンを購入されるといいと思います。

「選べる」ということはアプリの機能としてとても重要です。UDトークは

  • 音声認識エンジンの選択
  • 翻訳エンジンの選択

ができる数少ないアプリでもありますので、ぜひいろいろ試していただき自分にとって最適な使い方を見つけていただけると幸いです。

iOS版 ver.105、Android版 ver.76をリリースしました

iOS版 ver.105、Android版 ver.76をリリースしました。今回は大きなバージョンアップが含まれています。

1.日本語から英語への翻訳エンジンを選べるように

UDトークは日本語から英語への翻訳エンジンは高電社の「翻訳クラウド」、それ以外はGoogle翻訳を採用しておりました。やはり日本語の言い回しなどは日本のメーカーが強いと言う理由でしたが最近Google翻訳が、特に長い文章で行った時にすごく精度が上がってきたのでこれを選択できるようにして好みで使っていただけるようになりました。この2つのエンジンの違いは「手前味噌ではございますが」を認識させると面白い結果になります。「メニュー>トーク設定」で変更ができます。

2.日本語の音声認識エンジンを選べるように

法人向けプランとコンパクトプランで日本語の音声認識エンジンをAmiVoiceとGoogleで選択できるようにしました。最近Googleの無料アプリが話題なのと、Googleの日本語もだいぶ良くなってきたのでUDトークでもGoogle音声認識が使えるように実装してみました。AmiVoiceとの違いですが、認識率はそれほど変わらず、AmiVoiceのほうが句読点がしっかり出たり、単語登録もできたりなどアドバンテージがあります。Googleは雑音や曖昧さに強い傾向はありますが。AmiVoiceは何が音があるところは出す、Googleは認識できないところは何も出さない、と言う違いがあります。法人向けプランとコンパクトプランをご利用の方は管理ツールで設定の上、「メニュー>トーク設定」で変更ができます。

3.サブディスプレイ(プロジェクタ出力)で画面上部に時計とタイトルを表示

サブディスプレイと言う言い方でプロジェクタへ別画面での出力をサポートしていますが、そこの画面に設定で時間とタイトルを表示できるようにしました(いま長いタイトルは末尾がトリミングされてしまうため現在調整をしております)。時計があると動作しているのもわかるのでぜひご一度設定してみてください。

4.iOS版、ver.103とver.104の不具合を修正

両バージョンであったプロジェクタ出力の致命的な不具合を修正しました。必ずバージョンアップしてください。

国際福祉機器展2019出展

9月25〜26日に開催された国際福祉機器展。今年も2000枚以上のチラシがなくなるなど多くの方にブースにお立ち寄りいただきました!

思えば去年くらいまではUDトークのブースには多くの聴覚障害者支援での課題を抱える方がいらっしゃってましたが、去年あたりから変わり始め今年はほとんどそういう方はいらっしゃいませんでした。ではどういう方がいらっしゃったかと言うと、外国人対応での課題を抱える方や外国人です。

つまりUDトークは多言語コミュニケーションの課題を解決刷るアプリに変わりつつあるのです。いま日本の福祉は多くの現場に外国人の方たちが従事しています。そこでのコミュニケーションにUDトークのような翻訳アプリを活用できないだろうかと。

ここ最近の翻訳精度の向上は目をみはるものがあります。中国、台湾、香港、フィリピン、タイ、マレーシアなどの方がいらっしゃいましたが、UDトークとSmilingualでなにも問題なく対応です。向こうも予め翻訳機や翻訳アプリを持ってらっしゃる方もいらっしゃいました。

福祉の課題が変わりつつあるなかでもUDトークは聴覚障害者支援だけではない「多言語コミュニケーション」に軸をおいているので、むしろいますごく自然に紹介ができます。

事前にお知らせしておいた新型AI搭載マイク「ピアボイス」も良かったです。この雑音下で離れたところからでも認識する精度はUDトークよくご存知のかたほど驚いていました。もうすぐ販売しますのでお待ち下さい。

それではみなさん、また来年お会いしましょう!

【運用レポート】シオノギ製薬社内で全従業員向けイベント

もうベテランユーザーとも言えるシオノギ製薬さんから運用レポートが届きました。社内の全社員向けのイベントで活用されたそうです。聴覚障害者対応と多言語対応を含めてコミュニケーションバリアフリープロジェクトとして動いているのはとてもいいですね!

引き続きご活用ください!


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【実施したこと】
7月31日(水)、シオノギ製薬社内で全従業員向けイベントとして、UDトークを使用しました。

【イベントでのUDトーク内容】
イベントには米国や中国からもグループ社員が参加したため、UDトークで多言語表示として、壁に投影、その他、参加者の手元でUDトークを見られるように、iPadを数台用意しました。

工夫した点として、コミュニケーションバリアフリープロジェクトメンバーだけでなく、イベント主催部署からもスタッフを募集し、合計5名で修正タイピング対応しました。

スタッフは原稿を見ながら即座に修正タイピングし、同時に専門用語をリアルタイムで単語登録をします。

全員初心者の社内従業員によるボランティアでしたが、シオノギ自らバリアフリー対応を実施したイベントでした。

UDトークのホームページに自動翻訳の機能を追加しました

UDトークのホームページに自動翻訳の機能を追加しました。
Google翻訳を使ってページを自動的に多数の言語に翻訳します。

今後はたくさんの方に自動翻訳で読んでいただくため、自動翻訳されやすい日本語の書き方をしてコンテンツを提供していきたいと思います。

自動翻訳に完璧を求めるのではなく、原文をわかりやすく書くことで英語だけではなくたくさんの言語の方たちにUDトークのことが伝わります。多くの人に伝わる手段として、これからも実践していきたいと思います。

【トピック】インタビュー全文掲載「松本江理」さん

先日練馬区と板橋区のタウン誌Kacceに掲載された時にインタビューに回答していただいた練馬区にお住まいの松本さん。記事では超要約でしたが、インタビューにすごくしっかりと回答していただいたのでご紹介とともに全文を掲載させていただきます。
実は松本さんはUDトークのレポートでもたびたび出てくくる「日本補助犬情報センター」のイベントでずっとUDトークを活用していただいています。聴導犬ユーザーでもあり聴導犬を広く知ってもらうための活動を精力的に行っています。

https://www.facebook.com/jsdrc.hojoken/

UDトークは普段の生活でもお使いなられてるし、開発者ともお友達です(笑)。そしてUDトークが開発されている東京都練馬区でCode for Nerimaとしても一緒に地域活動をされています。

練馬区の区民サービスをUDトークで利用されている方のインタビューなので、これから導入検討されているところは参考になるのではないかと思います。

松本さんは日常生活での主なコミュニケーション方法については

「口話。分かりづらいところは手話や指文字などを使う。」

と回答されています。この日常のコミュニケーション方法を前提に以下の回答を御覧ください。

松本さん、ありがとうございました!

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【UDコードを知ったきっかけは?】

きっかけを忘れてしまうくらい、かなり以前のことですが、CM字幕についての集まりに参加した際に「音声認識で文字化」というものがあることを知り、サイトを調べたところ、「UDトーク」だったというのが初めてだと思います。

【聴覚障害の方にとって、UDトークを一言で表現すると?】

神ツールです。耳から入るべき情報をそのまま「目から」入れることができるという、聴覚障害者にとっては理想の支援ツールだと思います。

【UDトークの特徴は?】

「聞こえない人」=「手話」という図式がありますが、実際は「手話」を母語としてたり、自由に扱えたりする聴覚障害者はほんの一部で、私のような中途失聴者や難聴者は手話よりも、文字情報を必要としていることが多いのです。
そこで、手話の代わりに、と用いられるのが筆談や要約筆記なのですが、どちらも話し言葉そのまま全文を書くことは難しいため、用件のみを端的に書いたり、要約したりすることになります。
そのやり方でも、内容や用件を伝えるだけであれば、問題ないかもしれません。けれども、UDトークであれば、話し手が、どんな言葉を、どんな言い回しを使って話しているか、ということも含め、聞こえている人が得ている情報により近い多くの情報を得ることができます。

ただ、使う時に音声認識をするためにマイク(スマホも含む)が必要で、話し手が変わるときはマイクの移動も必要になる。マイク外の音は拾わないため、話し手の変更にフレックスに対応するのが難しい時もあります。(手話通訳であれば一人二役的にできる)

【区役所や福祉事務所などの窓口で実際に利用したことがあればその頻度や使い勝手、感想などを教えてください(要望、職員の対応などについてでも結構です)】

今年の1月にたまたま福祉事務所の窓口でUDトークの配備を知り利用してから、区民事務所での手続きで数回、区役所の学事課?での手続き、など、公的窓口に行くときはほとんど利用しています。
福祉事務所で初めて利用したときは、配備されているタブレットとマイクを出してきてもらい、それを使いましたが、それ以外は、自分のスマホを相手に向けて話してもらって利用しています。
窓口に用意してあることはありがたいですが、出してくる手間もかかり、扱える職員の方も限られていたり、、ということから、1対1の場合は自分のスマホを出す方が早いからです。少なくとも窓口担当職員の方はスムーズに使えるように準備(練習)していてくださるとありがたいです。
また、私のように普段から活用していて、自分から言い出す場合は別として、来訪者がコミニケーションに支援が必要な場合(外国人を含め)は、もっと積極的に活用したらよいと思います。「書きます」と筆談をしても、手間がかかるだけでめんどくさくなり、結局、口話になってしまうことも多いですし、下手な(笑)外国語をしどろもどろで話して、うまく伝えられなかったり、行き違いが起きたりするくらいなら、便利なツールをスマートに使えばよいと思います。

【日常生活でUDトークを活用している例がありましたら教えてください】

・.公的窓口だけでなく、みどりの窓口や店舗、施設での受付や問い合わせなどの時。
・大学の通信学部のビデオスクーリングの受講(パソコンの映像で講義)
・子供の学校での式典・保護者会・懇談会・説明会、など。(音響設備につなげたり、Bluetoothマイクを使ったり)
・学びの場(防災・福祉・心理などの講演会や講習会)←用意されていない場合は、こちらから要望。
・メンバーになっている地域活動(町会・避難拠点連絡会など)の会合
・聴導犬(補助犬)啓発活動の講演時や打ち合わせなど。
・テレビ番組視聴(字幕なしの番組)

【UDトークの改善点や要望があれば教えてください】

1つのテーブルを数名で囲んでの打ち合わせの時に、今は、フリートークにならないよう気をつけつつ、1つのBluetoothマイクを回しながら話してもらっていますが、そのようなシチュエーション(小規模な会議的な)でもっとイージーに活用できる方法があるといいな、と思います。