【レポート】Web4All Conference 2020
4月20日〜24日まで台北で開催のThe Web Conference 2020の中のプログラム「Web4All」にUDトークはツールスポンサーとしてリアルタイム字幕の提供で参加をしました。20日と21日の開催です。
本来こちらは台北市で開催だったのですが、コロナウイルスの影響でオンライン開催となりました。
Web4Allの今年のテーマは「Automation for Accessibility」。
まさにUDトークも自動で字幕がでるのでテーマにもぴったりだったわけです。
話者の言語は「英語」ということで各国の英語の方が参加され、UDトークは英語の音声認識を行い自動翻訳で参加することももできます。またZOOMのいちユーザーに「Live Transcription by UD Talk」というのを参加させそこに「英語と中国語(繁体字)」の字幕を流し続けました。
1日目は発表者の音響の環境がまちまちで聞きづらいし、なかなか音声認識が難しい方もいたのですが、オーガナイザーの人に「全員ヘッドフォンマイクでやってもらえるといいと思います」と送ったら2日目はみなさんそれで発表をしていただけました。
発表はしゃべる方もいれば字幕付きの動画を用意しているかたもいたり、いろんなことに取り組くまれていることを知ることができました。
開発者を含め日本からの参加者もいてメッセンジャーなどでやり取りをしながら参加しました。参加者のひとりが「自動読み上げで日本語を聞いている」ということで「同時通訳の自動化」と言うちょっとした近未来の感じを味わえたそうです。
音声認識は英語の話者も各国の方で北米、イギリス、インド、シンガポールと認識エンジンを変えて対応をしました。専門的な分野ほどきちんと音声認識されて自動翻訳で意味が把握できるようでした。AIテクノロジーが専門分野ほど強いのはわかっている(学習をさせるカテゴリが明確)のですが、専門用語がキーワードとして出てくるだけで何の話かわかります。
特に大きなトラブルもなくUDトークは最後まで字幕を提供することができました。クロージングでチャットの方にUDトークについてもありがとうのメッセージをいただけて嬉しかったです。
Automation for Accessibility、日本でも進めていきたいと思いました。人間しかできないことは人間がやる、そうすることによってより多くの人にサービスを提供できるようになると思います、あらゆる分野で。
しかし、海外で開催されたカンファレンスを日本にいて完全遠隔で字幕の対応ができてしまうと、もうUDトークでスポンサーとして海外に仕事でいけなくなってしまうな、と思いました(笑)
この方法で日本で開催されるオンラインイベントも全部字幕をつけることができると思います。ぜひみなさんもトライしてみてください。