CSS Nite LP62「Webアクセシビリティの学校」特別授業
CSS Nite LP62「Webアクセシビリティの学校」特別授業でUDトークによる全文ログが採用されました。UDトークに手話通訳とウェブのアクセシビリティを勉強されてる方たちがアクセシビリティ対応がバッチリの環境で学ばれることはとても意義があると思います。
僭越ながら開発者の青木秀仁、オープニングで10分くらいお時間をいただきUDトークとアクセシビリティについてお話をさせていただきました。
全文ログを掲載いたします。
これからもCSS NiteではUDトークをご活用いただけることを期待しています。
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はい、皆さんこんにちは。
(こんにちは)
僕はこれでOKです(笑)。
今回植木さんから紹介があったようにですね、ちょっとアクセシビリティの会ということでやっぱり会自体がアクセシビリティじゃないと駄目だよねっていうことでこうやってUDトークというですね、アプリで協力をさせていただいております。
今早速僕が変なメガネをかけていると思ってる方は多分この中の半分以上はいると思うんですけれども、今僕目の前に字幕見えてます。
これメガネ型ディスプレイです。
こういったスクリーンに出すのも良いんですよね。でもそうするとやっぱり自分のペースで読めない。
今日皆さんの手元にQRコードが書いてあるチラシあると思います。それを使っていただけるとですねアプリをインストールして、手元で自分のペースで字幕を見ることができます。
このUDトークというアプリの使い方はそれがメインになります。やっぱり自分のペースで話を聞くスピードもですねそれぞれ読むスピードもそれによってまちまちです。その辺は個別に対応することもアクセシビリティの一つだと僕は考えています。はい。なので、皆さん今日はですね手元で字幕を見ていただけるといいのかなと思います。
そして今僕がかけてるメガネ型ディスプレイ、やっぱりスマートフォンで見たりとかですね。スクリーンで見たりとかって視線の移動が大変なんですよね。でもこのメガネ型ディスプレイを使うと、自分の視線上に常に字幕が入ってくるという。これ何かそんなにすごい近未来のものかと言われると、アマゾンで買えます。
これエプソンの製品なので、Amazonで買うことができます。なので今日これ開催中ずっと回しますので。はい。持って帰らないでくださいね。はい。僕どこかにいますんでね。はい。最後にチェックしますんで。はい。早速今ちょっとこれ回しちゃいます。
こういうのはですね自分から率先して体験した方がいいですよ。うん。自分の持論ですけれども、アクセシビリティとかって学ぶことよりも、やっぱり体験とか想像力なんですよね。実際何かメガネの前に字幕が出てくるっていうふうに聞いたらそんなもんかって思うかもしれませんけどもやっぱ実際に体験してみるとすごいこんなふうに見えるんだとか。うん。もっと自分ならこんな工夫をしてみるなとか。
そういうふうなことがやっぱり気づきがあるんですね。なので今日はこうやってアクセシビリティを学ぶ会でもありますけれども、ぜひ僕はですね、体験と想像力ってのを大事にしていただきたいなと思っています。はい。なので今日皆さんはまずリアルタイム字幕と手話通訳ということを今日体験しますよね。
こういうのがあるとすごい視覚的にいろんな情報が入ってきて、おそらく自らの理解もですね、すごく進んでいくんじゃないかなと思っています。はい。ぜひそのあたりもちょっと今日は意識してですね、学んでいただければいいのかなと思います。
今日はちょっと冒頭少し時間いただいたのでUDトークについてお話をさせていただきたいなと思います。
全てのセッションでリアルタイム字幕を提供しますということです。
じゃUDトークどういう目的で使われているのか。はい。まずですね、やっぱ聴覚障害をお持ちの方への対応ということは日本語をまず日本語字幕で出すこれはですね。もうかなり日本中にこのアプリ広がっておりまして、現時点で43万ダウンロード、あります。はい。全国で400以上の団体、自治体、教育機関、特に教育機関に至ってはですね120大学ぐらい入ってます。それだけ広まっているアプリでもあります。
そうですね。ちょっと統計上ですけれども、4月に1ヶ月間で800万発話ありました。
すごい使われてるんですね。その数が多いのかどうかさえ僕もわかりません。はい。
やっぱりこんだけ日本語がうまくできるとですね、やっぱり今度は外国人への対応できるんじゃないかというふうに皆さん想像するわけです。これが想像と経験ですよね。はい。自動翻訳皆さんもおそらくいろいろ使われていると思います。
最近かなり精度が上がってきましたよね。でも完璧じゃない。
多分アクセシビリティの目指すところそこなんですよね。完璧を目指しちゃったら、結局完璧っていうのはないんですよ。うん。やれるところまでやるどういうことをやったらいいのかっていうことをやっぱり考えながらやる必要があります外国人への対応なんかでも100%の翻訳を目指すよりは
こういうテクノロジーを使って6割7割、いろんな国の人に言葉が伝わればいいなというところでこういうアプリの活用が進んでいます。
後は議事録の作成ですね。今日の記録全て残ります。はい。きっと終わった後にこのログはどうするのかはいろいろアイディアはまたあるとは思うんですけども。はい。何時何分何秒に喋ったというログが全部取れます。
そうすると全文記録の作成もできれば、動画の字幕付なんかもできます。もう従来動画の字幕付けてすごい大変だった作業ですが、UDトーク使うとかなりスピーディーにできます。うまくやれば翌日に全て公開ということもできます。
しかもこのアプリが無料アプリというですね。なんという世の中でしょう。
と植木さんがいつもですね。何かあるたびに「お高いんでしょう?」とかっていうんですけども。
植木さんからお金を取ろうと思います(笑)。
お気づきのように、音声認識技術なんで、やっぱり間違いはあるんですね。これに関して突っ込んでも仕方がないわけです。だから、音声認識の間違ったところは今スタッフが編集しています。はい、別室でのんびりとお菓子でも食べながら修正したりしています。
はい。実はですね今日皆さんも修正に参加できます。うん。今スマートフォンで見てる方がいらっしゃったら、間違ったところがあったと思ったらタップしてみてください。そうすると修正ができます。なのでUDトークのコンセプトはみんなでつくる字幕、みんなでつくる記録です。
こういうのをオープンにしていくことで、いろんなアクセシビリティ可能性が生まれるかなと思っています。はい。なのでぜひ皆さん、全文記録の作成に参加してみてください。はい。きっとそのうち編集権限が取れなくて悔しい思いをすると思います。結構ねゲーム的な感じになってきます。
さらに今はメガネディスプレイもそうですけれどもARとかVR技術で情報支援を面白くできます。今手元で見ていらっしゃる方がいたらUDトークのメニューをタップしていただいて、シアターモードってのがあるんですね。そうするとカメラが起動して、カメラ越しにこう見ることができます。ちょっとね画面が小さいから見えないかもしれませんが、そうするとですねちょっと眼鏡をかけるには抵抗があるなみたいな方でもですねスマホをかざしてその自分の視線上に字幕を出すということができます。結構ね今年からこういう視覚系のアクセシビリティ、カメラを使ってARVR体験をするということはかなり主流になってくるんじゃないかなと思います。いち早く体験してみてください。
さらにこの応用でVRのゴーグルなんかを使ってやることもできます。なのでこういうUDトークとですね、VR機能を使って視覚情報をハックするみたいな感じのことを結構言ったりとかしております。でその辺りはですね、休憩時間とかでも受付にいろいろ用意しておこうかなと思ってますので興味がある方は僕を捕まえてください。多分どっかに居ますんで。
今いいましたけどもかなり今このアプリ広がっております。例えばですねテレビの前に字幕ができるとか本当にリアルタイムで議事録とったりとか、インタビューの記録を取ったりとかそういうこともできるようになります。やっぱりですね自動音声認識とか、自動翻訳の技術を手軽に使っていく、こういうのを当たり前にしていくことがですね、やっぱりアクセシビリティを考える上で土台を上げる役目になると思ってます。
なので、ぜひ皆さんも今日ですねUDトークをインストールして、こういうふうなイベントが開催できるということを知っていただいて、持ち帰っていただき、知っていただいて、持ち帰っていただき、自分たちが開催するイベントでもこういう方法でやっていただけたらいいんじゃないかなと思っております。
やっぱアクセシビリティの話をするんであればアクセシビリティに富んだ会を開催して、かつ、その後いろいろ記録に残して資産化していくことが大事だと思います。というわけで、ちょうどいい時間になりましたのでこれで終わりたいと思います今日は最後まで楽しんでいってください。