【トピック】ネットワークのトラブル
UDトークは遠隔でも使用できてとても便利ですが、どうしても遭遇してしまうのがネットワーク関係のトラブルだと思います。そこで現象ごとに可能性がある原因を列挙してみたいと思います。もちろん全ての原因はネットワークの状態が悪いと言うことに行き着くので、どこに原因があるかと言うのを見つけるためのヒントになればと思います。
■音声認識の結果が出てくるのが遅い
音声認識をしている端末でそもそも音声認識結果の表示が遅い場合はネットワークの状態が悪い、もしくは音声認識サーバーが混み合っている可能性があります。最近はサーバーの数も増やすことができているのでそこまで大きな遅延は発生しないと思いますが時間帯によっては発生する可能性もあります。
■トークに参加している端末で全てで表示が遅い
この場合は音声認識をしている端末のネットワーク環境が良くない可能性があります。音声認識結果はスムーズに出ている時もありますが、音声認識の結果を参加している端末に送信するのはまた通信方式が違うので、ネットワークの状態やルーターのスペックなどにも依存してきます。この場合は音声認識している端末が接続しているネットワークをハイスペックのルーター(モバイルルーターなどではなく)や、4GやLTEに切り替えると解決することが多いです。古い端末で動作させると起きることもあります。運用のコツにもなりますが音声認識をしている端末のスペックや環境は良いものを使用してください。
■トークに参加しているいくつかの端末で表示が遅い
この場合は個々のネットワーク環境に依存、もしくはPCや端末のスペックに依存しています。特にウィンドウズで厳しめのウイルスチェック関係のソフトが動いている場合に起きていることが多いです。例えばリアルタイムチェックをユーディートークのアプリだけ外すとか、企業や団体等で使用している場合は地域の管理者にお問い合わせください。
■通信環境全般
時々Wi-Fiを使っている環境で電波が強いのに通信がうまくできないと言うことをきますが、電波強度と通信帯域はまた別の話になってきます。特に大学では授業が始まる前に使っているときは通信がうまくいくのですが、授業が始まって学生さんたちが一気に教室のWi-Fiに接続するとより、使えなくなると言う報告が多数上がってきています。それは当たり前と言えば当たり前なのですが、UDトークで通信できる帯域がなくなってしまっていると言うことです。通信速度を測定するためのアプリがたくさんありますのでそれらを使って通信速度を確認してみるのもいいと思います。
ネットワーク環境は1つ安定した運用を見つけておくとトラブルが起きにくいと思いますし、アプリや機材が変わらない中で唯一変わるのがネットワーク環境だと思います。自然に解決するものでもないので、まずは原因の切り分けをしてみて「
どこが変わると状態が変わるのか」をきちんと見極めることもトラブルを回避するためには大事です大事なことです。