【運用レポート】Code for Japan Summit 2019

9月28〜29日、Code for Japan Summit 2019が開催されました。UDトークはシルバーパートナーとして協賛。サミット内の全てのプログラム(セッション、ワークショップ等)に多言語自動字幕を提供しました。

とにかくプログラム数が多いサミット。同時に10箇所で行われるおそらくUDトーク史上最多の運用だったのではないでしょうか(それ以上やった!と言う方は名乗り出てください)。

全ての部屋でスクリーンには日本語と英語を投影。サミット専用アプリから各部屋のUDトークを起動できるようになっていてすぐに手元で見ることができます。編集スタッフも少ない人数のなかみんなで協力し編集を行いました。ほんとに裏方の記録班の方たちんは感謝しかありません。

開催場所の神田外語大学の設備がすごく、メイン会場の「食神」からの中継を8号館の屋内上部にあるメインスクリーンに表示。ここは食神に入れなかった人がサテライトで見る場所なのですが字幕とスライド内容と話者のアップのワイプが入り最高の環境でした。

またセッション形式のプログラムにはすべてグラフィックレコーディング(グラレコ)も入りあとから振り返りがしやすくなっています。こちらもセッションが重なるなか2日間お疲れさまでした。

また海外の方が登壇するセッションもあり英語から日本語(多言語)への自動翻訳字幕としてもUDトークを活用。もちろん日本語のセッションも多言語で見ることができたので、海外ゲストからもこの取組は好評でした。

会場のどこに行っても字幕とグラレコがあると言うこういう環境を作るのは難しいのでしょうか?(簡単ではないです)

でもまず「こういうイベントを作りたい!」と言うのを前提にしていれば機材の調達(今回これが一番大変でした!)やスタッフの配置など工夫ができます。これで例えばメイン会場だけ字幕があるとかだとぜんぜん意味や意義が変わってきます。全部に設備として配置するくらいがUDトークは良いのです。そして今回は字幕が必要と思われる人(聴覚障害者、外国人)が参加するセッションには修正者を多めに置くなどのコントロールもしました。それも一つの工夫です。

ともあれ無事に終了し、大量のテキストログが手に入りました。後日、グラレコチームとのデータ分析をするミーティングも企画されることになります。イベントが終わったあとに残した可視化データは「資産」です。

Code for Japan Summitは多くの方に知っていただきたいUDトークのすごい運用事例です。次回は来年、愛知で開催されますので、またお知らせします!