帯広市で北海道中途難失聴者協会さん主催の講習会を開催
9月11、12日と北海道の帯広市で北海道中途難失聴者協会さん主催の講習会が開催されました。
1日目は講習会、2日目は実践的なレクチャーということで企画。平日にもかかわらず1日目は70名を超える参加者が、2日目は予定していた人数を大幅にこし、ドタ参も多く40人オーバー!会議室の椅子を増やしたりと大盛況でした。
1日目の講習会では会場が広く奥行きもあり、またスライドのため前を暗くするのでじゃ正面のスクリーンはシアターモードで字幕と手話にしましょう、という事にしてみました。多少暗くてもスマホのカメラは明るく映し出されます。手話通訳の方には前に座っていただきろう者の方の直ぐ側で手話を。その前にスマホを置いている感じです。これで手話と字幕をいろんな方法でみることができます。実験的な試み、帯広の手話通訳さんの柔軟な対応に感謝をいたします。
手元でみたり、シアターモードで楽しんだりとあっという間に時間がたちました。最後は東京都練馬区の「Code for Nerima」の活動と先日のカンボジア旅行のことをお話させていただきました。市民活動に観光にといろんなヒントになっていただければ幸いです。
2日目は編集の方法など実践的なという事で、とりあえず全員で編集をしてみました(笑)。UDトークの編集は取り合い!ゲーム感覚でできます。「編集できた人!」で手を上げられた方、なんだか嬉しそうでした。取れなかった人はちょっと悔しそう(笑)。
グループワークはよく使ってる方に入って頂いきいろいろサポートをしていただきました。ユーザー同士で簡単に人に教えることもできるし、なにより習うより慣れろのアプリです。最後はみなさんUDトークでのコミュニケーションを楽しんでおられました。
今回地震の直後ということもあり開催が危ぶまれましたが、帯広の地域は停電以外ではそれほど大きな被害がなかったのと、なによりみなさんこの講習会をほんとに楽しみにしていらっしゃったので開催することが出来てほんとに良かったと思います。
また今回の講習会は一つ大きな変革がありました。UDトークの編集者として市から要約筆記者の派遣員が認められました。つまりこれからはUDトークのサポートを福祉サービスの中で行っていくことが帯広市では可能になるということです。北海道中途難失聴者協会さんにとってはこれが大きな一歩とおっしゃっていました。
これからの北海道地域でのUDトークの広がりに期待したいです。
参加者のみなさま、関係者のみなさま、ありがとうございました!