【運用レポート】シアターアクセシビリティネットワークシンポジウム

3月17日、豊島区の「あうるすぽっと」でシアターアクセシビリティネットワーク(TA-net)さんのシンポジウムがありました。TA-netさんはその名の通り舞台演劇のアクセシビリティを考えるNPOで、UDトークはその活動の賛同してシンポジウムに毎年協賛をしております。

いま舞台の演劇を聴覚・視覚障害者の方も楽しめるようにと言う動きが盛んになってきています。テクノロジーの進化とともにそれを表現する手話通訳の手法や音声ガイド(視覚障害者の方への情報)のやり方なども研究されつつあります。これも多くの聴覚・視覚障害者の方たちが自分たちも観劇をしたいからこうして欲しい!と言う声を上げてそれが制作側に届き始めたからかなと思ってます。

この分野のアクセシビリティは日本語だけで終わりません。しっかりと日本語でサポートがすることができればそれはそのまま外国語対応に結びつきます。ですので、最近演劇のアクセシビリティは広くユニバーサル対応として注目されています。

シンポジウムは手話通訳(表出・読み取り)とUDトークで完全サポート。手話で話される方も多いのでいろいろな工夫が見られます。

今年は新しくZOOMで中継を行いました。UDトークと合わせると手元のiPadで映像と字幕を同時に見ることができます。この日に来ることが出来なかった方jはもちろんですが、実は受付スタッフやステージ裏で待機しているスタッフもZOOMを利用していました。シンポジウム自体の視聴体験を考えることも取り組みの一つです。

シンポジウムは230人以上の参加者で大盛況でした。ホワイエには企業ブースの展示もあり、休憩時間は多くの方が最新の視聴機器に興味を持たれていました。

演劇アクセシビリティははこれから注目の分野です!