【トピック】UDトークを上手に使うための3つのポイント

「どうやったらUDトークを上手に使えるの?」と言う質問、たくさんいただきます。同じアプリなのに「すごくよかった!」とか「まだまだぜんぜんダメだ…」とか、これだけ評価が分かれるアプリも珍しいかもしれません。こちらとしてはこの両極端の評価がさらに「どっちなの?!」と言う探究心をあおってみなさんで考えてくださってるのでそれもまた面白いかなと思っています。

それで評価が真っ二つに分かれるのはズバリ「使い方」なのです。UDトークは使い方一つで両極端に評価が別れてしまうくらい人による運用に依存した「道具」です。うまく使用する方法を3つ挙げてみたいと思います。


1.口を近づけて話す

音声認識の精度は9割がたこれに依存すると言ってもいいと思います。「音をきれいに取る」とも言いかえれます。つまり「スマホと口を近づけて話す」これがポイントです。音源(口)とマイク(スマホ)が離れている状態では音声認識はうまくできません。また音響設備と接続して使用しているときも「マイクと口を近づけて話す」がポイントです。ハンドマイクなどで行っているときは無意識に持って話すのでとてもいい結果が得られます。ただし、いくら音響設備から音をとったとしても集音マイクとか床に置くバウンダリーマイクなどでは音声認識は難しいケースが多いです。

【参考】
【ヒント】UDトークを音響設備に接続して使用する


2.単語登録をする

2つ目に「編集する」が来なくて意外と思った方も多いかもしれませんが、「口を近づけて話す」がしっかりとできている場合、単語登録をきちんと行うことで多少誤認識はありつつもかなり正しく出てきます。音声認識はただの機械なので「登録されていない単語は絶対にでません」です。なので単語登録をしないで運用するということは基本「ありえません」。大体の評価が低いところは単語登録をしていないケースがほとんどです。「固有名詞が出ないだけ」と考えていませんか?固有名詞がでないということはその前後の文脈における音声認識もできないことになります。最低限「名前」「組織名」「製品名」などは登録しておかないといけません。

【参考】
ウェブで単語登録する(単語登録アカウントの作成)


3.編集をする

1と2ができている状態であれば編集者の負担というのはかなり低くなります。運用例だとスマートフォンで編集をしても十分追いつけることも確認しています。「編集が大変!」「こんなの追いつかない」とよく聞きますが、それは1と2がやられてないケースで起きているのがほとんどです。編集はある程度コツはあります。例えば漢字かな変換は諦めてカタカナやひらがなで修正をしてしまうとか、聞き逃した単語があるときは「***」と「そこに何かがあったけどわからない」と言う修正をすることもあります。つまりリアルタイム字幕ときは「修正する」ことが目的ではなく「伝達する」ことが目的となります。そう考えると修正者の方向性も自ずと見えてくるのではないかと思います。


ぜひ今ちょっとうまく運用できていないなと感じている方はこの3つの点を見直してみてください。また参加したイベント等でうまく使えてないなと言うのを見かけたときはぜひこの3つの点を主催者に遠慮なく伝えてみてください。