Eテレ「ろうを生きる難聴を生きる」挑めば可能性は広がる ―弁護士 久保陽奈―

Eテレ「ろうを生きる難聴を生きる」1月21日(土)放送の「挑めば可能性は広がる ―弁護士 久保陽奈―」(再放送は1月27日(金)12:45〜)

UDトークのユーザーでもある難聴の女性弁護士「久保陽奈(くぼはるな)」さんの特集。その中でUDトークをスタッフ間や裁判所での仕事に活用しているところが放送されました。

放送の中で久保さんは

「コミュニケーションはいろいろな方法を使ってとることができるので、”聞こえないこと”というのは自分の中では本質的な問題ではないんだなと思います」

と言っています。待っていたり遠慮したりするのではなく、自ら行動と提案をしていくことを実践しています。

また放送の中では聴覚障害を持つ裁判員候補者の方からの依頼で「裁判での情報支援の問題点」について取り上げています。裁判所的にも支援制度的にも「要約筆記」と呼ばれる情報が省略される手法でしか対応ができないといわれた現状を提案を繰り返すことによって「全文筆記」での対応が検討されるまでになりました。これはまさに「大きな山が動いた」ことになります。

UDトークも「全文筆記」を行うことができる一つの選択肢です。まだまだ法定での活用は先だと思いますが近い将来に裁判で情報支援と記録を兼ねて導入検討されるようになるといいなと期待しています。

とても刺激的な面白い内容でした。再放送は金曜日のお昼12時45分からです。録画予約をお忘れなく。
久保さんのこれからの活躍をUDトークでバックアップしていけたらと思います。今後ともよろしくお願いします。

(写真は番組内から引用)