【法人向けプラン導入報告】明治学院大学様

このたび明治学院大学様に教育機関向けプランを導入させいただきました。

まだまだ教育分野での音声認識の活用はこれからです。
情報交換をしながら進めていけたらと思っております。
今後ともよろしくお願いします!

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学生同士のちょっとした会話の場面で気軽に利用できることや、通訳が確保できない場面で代替的に利用できるという点もUDトークの魅力ですが、本学では聴覚障がい学生の「日本語をそのまま知りたい」というニーズに応えるためにも導入させていただきました。

聴覚障がい学生の中には、ノートテイクやパソコンノートテイクを通した整文や要約された情報ではなく、そのままの状態で情報を得たいと考えている学生もいます。例えば難聴の程度が比較的軽度で、自分が聞こえなかった部分を補いたいといった場合には、あまり加工されていない情報ではないと役に立たないこともあります。

また、逆にほとんど聞こえないような学生でも同様のニーズを持っていることもあります。これから研究者を目指したり、社会で生活していくことなどを見据え、その場で話されている日本語やその言い回しをそのまま知り、それを「知識として」身につけていきたいと考える学生もいます。

「合理的配慮」を提供することや、学生が単位を取るということだけを考えればここまでする必要はないのかもしれません。
しかし、聴覚障がい学生には、聞こえる人が自然に身につけるようには日本語を習得しにくい面があることは事実です。特に学校時代ではなく、大学生・大学院生や社会人になってから使われるような日本語にはなかなかアクセスしづらいものです。大学は社会への移行期にある高等教育の場であり、そこでの支援ということを考えると、こうしたニーズには頷けるものがあります。

UDトークはこのようなニーズに応えうる手段だと思います。もちろん実用的に活用するためには、修正の仕方を工夫したり、既存の支援手段との組み合わせたりと、毎回のように細かな検討や調整が不可欠ですが、上手に活用をすれば大きな可能性のある手段だと思いますので、学生と一緒に考えながら利用していきたいと思います。